高精度で高強度なものづくりで
“今をもっとおもろく”する会社

株式会社ミナミダ
住所:大阪府八尾市上尾町5-20-1
HP:
https://minamida.co.jp

Q  どのような会社ですか?

 当社では、冷間鍛造と呼ばれる技術を使用して主に自動車部品を作っています。冷間鍛造とは、熱を使用せずに常温のままで鉄に圧力をかけて変形させる技術です。この技術は国内でも少なく、常温で加工することで寸法精度が安定し、表面が滑らかな仕上がりとなることが特徴です。

 また、材料の硬度と強度を高める効果もあり、高精度で高強度なものづくりを行っています。自動車部品の他にも、電柱のボルト(足を掛ける部分)や高さを調節するためのアジャスターボルト、建設機械、農機具、太陽光など幅広い業界で使用されている技術となります。

 現在では、ミナミダの持つ技術をより身近に感じてもらうためにも自社商品の開発にも力を入れており、*ヒートシンクの製造または加工技術を活かした「OMRIQ PLATE」というお肉の解凍などに使用できる商品や、プレスの技術を活かしヤシの木の皮(廃材)で作ったおもちゃの開発などを行っています。

*ヒートシンク:電子機器などの発熱部品から発生した熱を効率的に放熱するために使用される冷却部品

Qものづくりに対しての想いを教えてください。

 私たちは、企業理念として「今をもっとおもろく」という言葉を掲げており、日々の業務の中で「改善すること」「成長すること」を大切にしてものづくりを行っています。今までできなかったことができるようになることや、やったことがないことに対してNOと言わずに挑戦してみることなどから「成長」「改善」を身近に感じることがものづくりのおもしろさの本質と感じています。
さらに社内には「HIRAMEKU」というツールがあり、日々の業務の中で改善すべき部分を報告することができます。年に約2000件を超える改善提案が現場から報告があることもあります。それくらい仕事を単なる作業で終わらせないことを意識し、お客様の求めることと会社の求めることを実現するために、現状に満足することなく、常に改善と成長を遂げたものづくりを行っています。

Qアーティストに提供できる端材はどんなものがありますか?
自動車部品の端材

素材:鉄、ステン、アルミ、銅
端材のサイズ:生産過程で初めに機械調整が行われるため、その間に生産されている調整品全てが廃材となります。そのため、時期にもよりもますが色々な長さ・形の部品を大量に提供することができます。

自動車部品の端材

素材:鉄、ステン、アルミ、銅
端材のサイズ:生産過程で初めに機械調整が行われるため、その間に生産されている調整品全てが廃材となります。そのため、時期にもよりもますが色々な長さ・形の部品を大量に提供することができます。

切削加工でのきりこ

端材のサイズ:手のひらサイズものが連なっている

切削加工でのきりこ

端材のサイズ:手のひらサイズものが連なっている

抜き型

端材のサイズ:500円玉サイズのものが大量にある状態

抜き型

端材のサイズ:500円玉サイズのものが大量にある状態

ヤシの木の皮

端材のサイズ:手のひらサイズのもの

Qアーティストと協業する際に使用可能な技術・協力できることを教えてください。

作品制作を行う上で、提供した材料をカットすることや溶接技術を使用することが可能です。また「こんなことはできないか」などの相談や必要なことなどはおっしゃっていただければできる限り協力しますので気軽にお声掛けください。

Q 工場内で展示に使用できるスペースを教えて下さい。
工場内休憩スペース

(来客対応もします)
サイズ:W500×D500×H1500

エントランススペース

サイズ:手のひらサイズ

工場内スペース

(工場内でも各所空いているスペースがあるため設置は可能です)
サイズ:W500×D500×H1500

参考:昨年度の作品
参考:工場外観
参考:工場内の様子
Q   アーティストとのコラボで期待されていることは何ですか?

自動車部品はどれも使用される場所によって個性的なカタチをしていることが多いです。しかし、自動車が完成してしまえば、それらの部品が一般の方々の目に映ることはありません。そのため、今回のプロジェクトを通して、自動車部品それぞれの個性が光る作品を表現してほしいです。そこから新たな活用の糸口や新たな技術の魅せ方を発見できる機会になれば嬉しいです。 また、FactorISM期間中にきたお客様に「アッ」と言わせるような作品を作ることで、自動車部品に興味を持っていただくきっかけにもしたいです。

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