“より良いものをより良く”する
ためにチャレンジし続けるものづくり

チトセ工業株式会社
住所:大阪府八尾市西高安町5-3
HP:
https://www.chitose-kk.co.jp

Q  どのような会社ですか?

当社は、1962年創業の加工メーカーで、元々は線材加工でタバコを巻くための機械を製作するところから始まりました。現在では主にプレス加工を主軸として、皆さんが一度は手にしたことのあるカッターの部品やEV(電気自動車)の部品などを製造しており、幅広い業界に貢献しています。

他にも、溶接加工の一種で「*ろう付け加工」と呼ばれる接合加工などを活かして、IoT製品や無線機器の生産を行っています。実際に生産している弊社オリジナルのIoTセンサーデバイス「Logbee(ログビー)」は、工場内の設備管理や生産プロセスの効率化、コンクリート製造時の温度・湿度管理に導入されています。*溶接とは異なり母材を溶かさず、接合用材料(ろう材)を溶かして接着する技術。

Qものづくりに対しての想いを教えてください。

私たちは経営理念である「より良いものをより良く」の精神でものづくりを行っています。具体的には、まずより良い製品をお客様に提供することを大切にしています。そして、より良い製品を提供するために、より良い会社づくりを心掛け、最終的にはお客様の信頼獲得と社内の働きやすい環境を整えていくことにより、より良い働く人の人生を作っていきたいと考えています。 それら3つのより良い「製品」「会社」「働く人の人生」を”より良く”するために、社風としてチャレンジ精神を大切にお仕事をしています。中でも、日常的な繰り返しの作業に対して個々のアイデアや工夫を尊重して、毎月、改善提案の評価・表彰の場を設けることで現場からの意見を積極的に取り入れています。このように現場レベルでの改善提案や意見交換が活発に行われているので、組織全体での知恵や工夫が共有されており、チャレンジ精神を醸成しています。

Qアーティストに提供できる端材はどんなものがありますか?
銅のプレス抜き型

端材のサイズ:手のひらサイズで20〜30kgは提供可能

鉄・ステンレスのスクラップ

端材のサイズ:手のひらサイズのものは常に大量にある状態

Qアーティストと協業する際に使用可能な技術・協力できることを教えてください。

ティグ溶接や、接合加工(ろう付け加工)は弊社の技術ですが、私たちの持つ設備は大量生産に特化されており、基本的に設計や工程の規格が定められており、一度限りのカスタマイズや柔軟な対応は難しいのが現状です。なので、端材の提供とアイデアを一緒に考えるという部分でお手伝いできればと考えております。

*ティグ溶接:火花を飛び散らさずに、ステンレスやアルミ、鉄など、さまざまな金属を溶接すること。

Q 工場内で展示に使用できるスペースを教えて下さい。
社内の休憩スペース

サイズ:棚の上における手のひらサイズ

社内の休憩スペース

サイズ:棚の上における手のひらサイズ

社内の休憩スペース

サイズ:W1000 × D1000 × H1500

社内の休憩スペース

サイズ:W1000 × D1000 × H1500

去年のFactorISMでの展示の様子

サイズ:600 × 600

参考:会社の外観
Q   アーティストとのコラボで期待されていることは何ですか?

私たちがFactorISMに参加している理由として、会社の利益をあげるなどの目的はなく、ただ、より多くの人に「ものづくり」に触れてもらいその魅力・面白さを体験していただきたいと考えています。 今回のプロジェクトでも「弊社の技術を見える化する」「会社のPRになる」ことよりも、より色々な方がアートという文脈から、ものづくりに興味を持つきっかけになればと考えております。来られたお客様が作品をみて、ものづくりの端材がアートにもなるという新しいものづくりの魅力に気づいてもらう機会となれば嬉しいです。 また、弊社のスタッフもアーティストの方々と協業することは滅多にないので、アーティストの皆さんならではの新しい視点や、考え方を発見してもらうことも期待していることの1つです。

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