独自の技術と確かな品質で
人やものづくりをつなぐ
プロフェッショナル

弊社は「リベッティング・マシン」、一般に「カシメ機」と呼ばれる工作機械を設計から製造、販売しています。「カシメ」とはリベット（鋲）を変形させて２つの部品を接合する方法で、もとはカシメ加工を請け負う鉄工所として創業しています。「自社ブランドを持ちたい」という創業者の想いから、当時、工作機械で最先端の技術を持っていたヨーロッパのスイスから最新技術を持ち帰り、それが現在の独自技術の礎となりました。私たちのカシメ機は、先端が回転し、均等に力を加えることで、リベットの軸の変形（胴ぶくれ）を最小限に抑えて加工できることが特徴です。これにより、自転車のチェーンやスタンド、車のワイパー、蝶番、ハサミなど、可動部品の支点となりつつ動作性を損なうことなく接合できます。

一方、一般的なプレス方式によるカシメ加工では、リベットの軸部分が変形することもあり、強固に固定することには向いていますが、動作性のある部品の接合には不向きといえます。また、オーダーメイド機の設計から製造まで自社で一貫して行えることも私たちの強みで、「お客様のご要望に応えることで今の𠮷川鐵工がある」と自負しています。

 弊社は創業以来、「品質に妥協せず、いい加減なものを作らない」という姿勢を大切にしてきました。特に自動車部品のように高い安全性が求められる分野では、信頼される品質が何より重要です。その実現に向け、「確かな技術力と品質でお客様のものづくりを支える信頼のパートナーに」とミッションを設定しました。そのミッション達成のために、これまで繋ぎ続けてきたモノとモノに加えて、工程と工程、人と人などあらゆることをつなぎ、どうすれば世の中に役立てるかを日々考えています。具体的には、毎週末に「バリューハイライト」という共有の場を各部署に設け、その週の行動の振り返りや社員同士の感謝を伝える時間を作ることで、仕事を作業で終わらせない工夫を行っています。