松村釦株式会社
住所:大阪府柏原市高井田535
HP:https://news-button.co.jp/
私たちは、ポリエステル樹脂製のボタンを専門に手がけているボタンメーカーです。1949年の創業以来、約75年にわたって、素材・デザイン・製造のすべてにこだわりながら、ボタンづくりに取り組んできました。
創業当初は、貝殻などの天然素材を使ってボタンを製造しておりましたが、現在では、耐熱性や耐薬品性に優れたポリエステル樹脂を用いた「ポリボタン」一筋で製造を行っています。主に紳士向けのシャツやスーツに使用されるボタンとして採用され既製品は型が約320種類ありますが、カラー・サイズ展開も数に含めると約8000種類あります。さらに別注品を含めると約10000種類ものボタンを扱っています。液状の樹脂を固め、切削加工、バリ取りを行い、ボタンの形へと仕上げるこれら全ての工程を社内で一貫して対応することができることは、弊社の強みとなっています。
自社ブランド『NEWS(ニューズ)』には、「新しい(news)」の複数形の意味に加えて、東西南北(N・E・W・S)への広がりという想いも込めています。豊富なカラーバリエーションや形状のラインナップをご用意しており、染色ではなく、*顔料を練り込んだ着色樹脂を使用しているため、色落ちしにくいのが特徴です。
*顔料:水や油、その他の溶剤などに不溶な粉末状の色素のこと
私たちは、「お客様の声に寄り添い、形にする」ことを何より大切にしながら、日々ものづくりに向き合っています。職人一人ひとりが製品に誇りを持ち、細部まで妥協せず丁寧に仕上げる、その姿勢こそが、松村釦のものづくりを長年支えてきた原動力です。
創業当初から、私たちはオーダーメイドを重視し、ただ試作品をつくるだけではなく、お客様と一緒にアイデアを育てていくことを大切にしてきました。また、ポリエステル樹脂に特化してきた背景には、初代社長が樹脂メーカーとともに配合開発から取り組んだという歴史があります。その姿勢を貫いてきたからこそ、今では「ポリボタンといえば、松村」と言っていただけるようになったのではないかと感じています。
現在も、「天然素材の風合いをポリエステルで再現する」という高い目標に挑み続けており、なかでも「キングシェル」シリーズでは、貝殻のような自然な光沢や質感をポリエステル樹脂で表現することに成功しています。こうした製品こそが、私たちの“松村釦らしさ”を象徴するものだと考えています。
端材のサイズ:2500×600 のシート(要望のサイズでカットは可能)
端材のサイズ:100円玉サイズ(大量にはない)生産状況による
端材のサイズ:1円玉〜500円玉生産状況による(貯めればある)
ポリエステル樹脂シートをアーティストの方の希望サイズに裁断することは可能です。
壁掛けの作品が好ましいです。
お客様入り口
サイズ:W600 × H600
サイズ:W600 × H600
サイズ:W600 × H600
ポリエステル樹脂は「熱硬化性樹脂」という種類にあたるため、熱を加えて一度硬化すると再生・再配合ができません。また、土にも還らないため、他のプラスチックのようにリサイクルするのが難しい素材です。
現在は、塗装剥離用のブラスト材などとして使われることもありますが、需要は縮小傾向にあります。今回のLIVEISMでは、ポリエステル樹脂端材の新たな可能性を発見するきっかけとなることを期待しています。「松村ボタン」のものづくりと、アーティストの自由な発想が交わることで、SDGsに少しでも貢献できるような、新しい価値の循環が生まれることを願っています。