広域渋谷圏を「創造する」

広域渋谷圏を
「創造する」

今や「職・住・遊」の機能を備えた「広域渋谷圏」へと進化しつつある街、渋谷。
今後、飛躍的に成長をとげるには、アートとカルチャーを通じて「広域渋谷圏全体の魅力」を創造し、発信することが必要です。

そこで、働く人々、暮らす人々、遊ぶ人々すべてにインスピレーションを与え、
よりクリエイティブで活気ある場所にすべく、アートアワードを開催。

このアワードでは、アートの力を通じて新たな視点や価値観を生み出し、
広域渋谷圏をさらに魅力的な空間へと変貌させていくことを目指し、
次世代のアート・カルチャーを共に創り上げていく一翼を担っていただく才能を発掘します。

今や「職・住・遊」の機能を備えた「広域渋谷圏」へと進化しつつある街、渋谷。

今後、飛躍的に成長をとげるには、アートとカルチャーを通じて「広域渋谷圏全体の魅力」を創造し、発信することが必要です。

そこで、働く人々、暮らす人々、遊ぶ人々すべてにインスピレーションを与え、よりクリエイティブで活気ある場所にすべく、アートアワードを開催。

このアワードでは、アートの力を通じて新たな視点や価値観を生み出し、広域渋谷圏をさらに魅力的な空間へと変貌させていくことを目指し、

次世代のアート・カルチャーを共に創り上げていく一翼を担っていただく才能を発掘します。

テーマ

人と文化がスムーズに流動する広い意味での「渋谷」。
その地域における、多様性、エネルギー、そして未来への可能性などを
独自の観点で表現したアート作品を募集します。

人と文化がスムーズに流動する広い意味での「渋谷」。その地域における、多様性、エネルギー、そして未来への可能性などを独自の観点で表現したアート作品を募集します。

※ 応募時点で完成・発送できる作品のみ受付いたします。
※ 最終審査の様子は、下記にて公開されます。(2024年12月下旬頃)

※応募時点で完成・発送できる作品のみ受付いたします。
※最終審査の様子は、下記にて公開されます。
(2024年12月下旬頃)

審査員

スプツニ子!
アーティスト / 東京藝術大学デザイン科准教授
株式会社Cradle代表取締役社長

英国王立芸術学院(RCA)在学中より、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた映像インスタレーション作品を制作。これまでに、ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク/アメリカ)、ポンピドゥー・センター・メス(メス/フランス)、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン/イギリス)、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館(ニューヨーク/アメリカ)、森美術館等にて展示。2013年よりマサチューセッツ工科大学(MIT) メディアラボ 助教に就任しDesign Fiction Group を率いた。現在は東京藝術大学デザイン科准教授。

遠山 正道
株式会社スマイルズ 代表
株式会社The Chain Museum 代表取締役

1962年東京生まれ。慶應義塾大学卒、三菱商事を経て2000年株式会社スマイルズ代表。「Soup Stock Tokyo」、「PASS THE BATON」、「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」などを展開。その他「The Chain Museum」、「ArtSticker」「新種のimmigrations」、女子美術大学教授、東京ビエンナーレなどでは作家として活動。YouTube「新種の老人」は撮影/編集/音楽を一人で行い小さな表現活動を継続している。

宮田 裕章
慶應義塾大学医学部教授
データサイエンティスト

1978年生まれ。慶応義塾大学 医学部教授。2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座助教を経て、2009年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座准教授、2014年4月同教授(2015年5月より非常勤) 、2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授、2025年大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー。

データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。専門医制度と連携し 5000 病院が参加する National ClinicalDatabase、LINE と厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領域以外も含む様々な実践に取り組む。それと同時に、アカデミアだけでなく、行政や経済団体、NPO、企業など様々なステークホルダーと連携して、新しい社会ビジョンを描く。宮田が共創する社会ビジョンの 1 つは、いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会”である。

LIFE LAND SHIBUYA ART AWARD EXHIBITION
LIFE LAND SHIBUYA ART AWARD EXHIBITION
LIFE LAND SHIBUYA ART AWARD EXHIBITION

スケジュール

  • 応募締切 2024年 11月15日(金)
  • 1次審査 2024年 11月25日(月)【書類審査】
  • 最終審査 2024年 12月4日(水)【現物審査】
  • 公開日程 2024年 12月下旬頃
  • 展示日程 2025年 1月13日(月)- 1月19日(日)

※日程は一部変更になる可能性がございます。
最終審査に進まれる方のみ、11月中にご連絡いたします。
※最終審査に進まれる方の作品は、全て展示されます。

スケジュール

  • 応募締切 2024年 11月15日(金)
  • 1次審査 2024年 11月25日(月)
  • 【書類審査】
  • 最終審査 2024年 12月4日(水)
  • 【現物審査】
  • 公開日程 2024年 12月下旬頃
  • 展示開始 2025年 1月13日(月)
  • 展示終了 2025年 1月19日(日)

※日程は一部変更になる可能性がございます。
最終審査に進まれる方のみ、11月中にご連絡いたします。
※最終審査に進まれる方の作品は、全て展示されます。

応募資格

日本国内にて手続き・搬入・搬出ができる方。
年齢・国籍は不問です。
1
人で複数作品の応募も可能です。※1作品毎に応募が必要

作品規定

平面・立体・写真・映像など形式は不問です。
既存・未発表どちらも応募可能です。
応募時点で完成・発送できる作品のみ応募を受付ます。

応募方法

本応募の受付は、2024年11月15日をもって、終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
※審査結果につきましては、最終審査に進まれる方のみ、11月中にご連絡いたします。

本応募の受付は、2024年11月15日をもって、終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
※審査結果につきましては、最終審査に進まれる方のみ、11月中にご連絡いたします。

注意事項

応募される方は、以下の注意事項をご確認いただき、同意の上ご応募ください。

応募される方は、以下の注意事項を
ご確認いただき、同意の上ご応募ください。

応募に関する注意事項

1.応募作品は、応募者が一切の著作権及び応募にかかる正当な権限を有しているオリジナル作品に限ります。(未発表のものに限りませんが、トラブル防止のため、他のコンテストなどに応募中、あるいは過去に受賞したことのある作品の応募はご遠慮ください。)
2.応募作品は、応募作品に係る権利が応募前に第三者に譲渡もしくは使用許諾されていない作品に限ります。
3.応募者は、個人や法人、その他グループ、年齢、性別、職業、国籍を問いません。
4.募集要項に記載された事項以外について取り決める必要が生じた場合、主催者の判断により決定します。応募者は、その内容に同意できなかった場合は応募を撤回できますが、応募に要した一切の費用は負担いたしません。
5.作品内に第三社が著作権その他の権利(肖像権等)を有している内容を含む場合は、応募者本人の責任において必ず当該第三者からの利用の許可を得てください。
6.募集の締め切りは、2024年11月15日(金)23:59です。提出物の受領確認には応じかねますので、必要な場合は問い合わせフォームより直接ご連絡ください。(主催者からのご連絡はllsaa@t-c-m.artより送信いたします。受信可能な設定をお願いいたします。)
7.応募締め切り後の主催者からの連絡は、主にE-mailを使用しての連絡となります。確実に連絡がとれるE-mailアドレスを応募フォームに記入してください。また、応募者の氏名、電話番号、E-mailアドレスなど連絡先に変更が生じた場合は、速やかに主催者までご連絡ください。ご連絡がない場合や連絡が取れない場合は、応募受付または受賞を取り消す場合があります。
8.応募者に社会規範を逸脱する行為があった場合は、審査の対象外となります。受賞発表後に社会規範を逸脱する行為が判明した場合でも、受賞を取り消される場合があります。
9.1次審査を通過された方には応募した内容とお名前を公開致しますのであらかじめご了承ください。

受賞作品展示に関する注意事項

1.作品の当日の展示設営、及び撤去搬出作業は応募者自身もしくは応募者が委託した者が行います。詳細に関しては、受賞後にご連絡いたします。
2.以下の作品は審査対象外になります。
●展覧会運営上支障のある作品(悪臭、腐敗、著しく破損等の恐れのある作品、来場者や施設、他の作品に対して危害等を加える恐れのある作品)
●動物、生命体、十分な対策を行わない植物、土など害虫等が発生する恐れのある作品
●法令、公序良俗に反する作品、募集規定等に違反する作品、または第三者の権利(著作権、肖像権等)を侵害する作品であることが明らかになった場合、受賞入選を取り消す場合があります。また第三者からの異議申し立て、苦情などがあった場合、主催者は一切の責任を負わず、費用負担など含め、応募者が対処するものといたします。
3.作品の搬入・搬出に係る器具工具およびそれらを含む費用(梱包料・輸送料・輸送保険料・交通費・データ通信料等)は、すべて応募者のご負担となります。
4.作品(額縁等を含む)の搬入・搬出・移動・保管中の破損、紛失等のトラブルに関しては、主催者は一切の責任を持ちません。また、作品(額縁等を含む)に関しては第三者からの権利侵害、損害賠償などの主張がなされたときは、主催者は一切の責任を持ちません。
5.主催者は、展示において展示作品の保管に関して最大限の注意をいたしますが、作品の素材または構造による損傷、不可抗力、不測の事態による作品の損傷などにおきましては、主催者は一切その責任を負いません。保険が必要な方は各自、付保をお願いいたします。

作品の審査に関する注意事項

1.本イベントに関することで、審査員への接触を求めることを禁止いたします。
2.審査状況、結果につきましてはお問い合わせいただいてもお答えできかねます。
3.応募内容に不正があった場合は受賞を取り消すことがあります。
4.受賞の権利を第三者に譲渡または換金することはできません。

著作権に関する注意事項

1.応募作品の著作権は制作者に帰属します。
2.応募者は、応募作品の著作物使用の権利を主催者及び別途主催者が指定する第三者に無償で許諾するものとし、本活動に係る広報、宣伝、印刷物、ホームページなどへの掲載は、応募作品の著作権の存続期間満了まで無償で許諾するものとします。
3.受賞作品の独占的使用権は、受賞作品展示の終了時まで主催者に帰属します。
4.受賞作品の画像、応募フォームなどに記載された事項は、図録や報道、広告、ホームページ、研究活動、その他関連媒体・資料等に主催者が使用、掲載する権利を許諾するものとし、主催者から第三者への再許諾もできるものとします。

最終審査会

グランプリ

グランプリ

Title :

Fantôm

Artist Name :
春田 紗良 / Haruta Sara
Title :

Fantôm

Artist Name :
春田 紗良 / Haruta Sara
作品情報


祖父の死をきっかけとして制作されたこの作品は、土地と精霊(死者)に対する考察の研究結果となった。どのような土地にもたくさんの死者たちの記憶が積み重なり、エネルギーとなって生者をとりまいている。わたしたちは死者たちの上で生活しているといえる。特に山・谷といった地形が特徴的な土地ではエネルギーの流れが生者にもはっきりと感じられ、流動する力は精霊として知覚され得る。筆者は山野で育ったが、故郷の山脈で感じたエネルギーと同じ流れを渋谷の地に感じることが多く、谷底にうずまく土地の精霊の記憶を連想した。この作品では祖父の死にまつわる記憶からゆかりのある日本の土地のイメージを植物として描き、制作過程で偶然性を呼び込むことによって人智を超えた現象である精霊(死者)たちの姿を描こうとしている。

素材・技法:天竺綿パネルにピグメント、ペン、色鉛筆、金箔、蜜蝋
制作年:2022 年

作家情報

2023 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程油画専攻修了
Exhibition
2024 GROUP SHOW /日本橋三越コンテンポラリーギャラリー
2023 WATOWA ART AWARD 2023 ファイナリスト
2023 第 6 の予言 The 6th prophecy -Chapter 1 “ 点滅のエスキース ” /西武渋谷

絵画は「妖精=イマジナル」たちとの邂逅の場である。岩絵の具や色鉛筆のつぶといった “ ピグメント ”によってもたらされる不可思議な色形は、まるで太古の昔から自然界に存在していたかのようだ。私が画中をじっと見つめるにつれ、絵具のしみや描画層の重なりが、何かの生き物の姿にみえてくることがある。それらが蠢いているかのような、ほとばしる躍動を感じることすらある。わたしはそれらをすこしだけ象ることで、絵の向こう側からあらわれる「妖精」と邂逅することができる。私は「妖精」を画中によびこむ儀式として、シュルレアリスムで重要になるような偶然性を用いて絵画にコントロール不可能な未知の作用を呼び込む。これによって、画中の深層から「妖精」の姿が浮かび上がるのだ。

スプツニ子! 審査員 特別賞

スプツニ子!
審査員 特別賞

Title :

Communicate

Artist Name :
河合ひかる / Hikaru KAWAI
Title :

Communicate

Artist Name :
河合ひかる / Hikaru KAWAI
作品情報

映像内で二人の人間が向かい合い、会話をしている。一言一句、全く同じセリフを発話しているが、片方の音声は必ず逆再生になっってしまうため、会話が成立していない。『旧約聖書』の「バベルの塔」のエピソードから着想を得た。この語りは非常に魅力的だ。世界中の人々が同一の言語や文化を共有していたのならば、私たちは相互に理解し、協力することができるのかもしれないと希望を抱かせる。しかし現実世界では、使用言語が同じといえども私たちは互いの感覚を共有出来ない以上、必ずどこかで認識のずれが生じてしまう。本当の意味で他者と「わかり合う」ことなど、自らの思考が言語で構築されている時点で不可能なのだ。2 人は意思疎通の「できなさ」を嘆き合うが、それでも聴覚的・視覚的・精神的・身体的接触に希望を見出そうとしてもがく。私は、あらゆる人に自分の思うことを全てわかってもらいたいし、同時に他者のことをわかりたいのである。

素材・技法:映像、シングルチャンネルビデオ
制作年:2019 年

作家情報

1999 年東京生まれ。ハーフ / ミックスルーツである。このような背景から、文化的に構築された国籍・人種・言語・家族規範といった、人々を属性付けカテゴライズする「境界線」 「眼差し」、あるいはこれらの記号に回収され、見過ごされてきたパーソナルで小さな「語り」に関心を持っている。 作品の多くは、自分自身の記憶と身体を取り入れた切実さを伴う表象を、詩的な写実映像を用いて表現している。作品発表を通し、境界線が生む偏見や優位性を揺らがせることを目指している。近年の主な活動として『出会い━物語のはじまり』(軽井沢ニューアートミュージアム ,2023)『亲爱的声音━親愛なる声へ』(コートヤードHIROO,2023)などがある。

遠山正道 審査員 特別賞

遠山正道
審査員 特別賞

Title :

SHIBUYA SHIBUYA SHIBUYA

Artist Name :
三澤亮介 / Misawa Ryosuke
Title :

SHIBUYA
SHIBUYA
SHIBUYA

Artist Name :
三澤亮介 / Misawa Ryosuke
作品情報

スクランブル交差点を行き交う人々、雑然と立ち並ぶビル群、そして街に満ちる数多の情報。私は、この目まぐるしく変化する「渋谷」という街に、現代社会の本質を見出しました。本作品は、その渋谷の持つ多層的な時間性と絶え間ない変容のエネルギーを、独自の手法で可視化する試みです。制作にあたって用いた「メディアパラドックス」という手法は、自身で撮影した現在の渋谷の写真と、古い文献の過去の渋谷の風景写真を素材としています。これらの資料を、デジタルソフトによって意図的にピクセルレベルまで解体し、再構築することで、時間の境界を溶解させ、新たな「渋谷」の姿を浮かび上がらせています。アナログとデジタル、過去と現在、保存と破壊—こうした二項対立的な要素を、敢えて衝突させ融合させることで生まれるな表現は、渋谷が持つ本質的な特性と呼応します。それは、既存の価値観を解体し、常に新たな可能性を探求し続ける、この街のダイナミズムそのものです。本作品を通じて、鑑賞者が、渋谷という街が持つ多様性とエネルギー、そして未来への無限の可能性を感じ取っていただければ幸いです。

素材・技法:アクリルフォトマウント、デジタルペインティング
制作年:2023 年

作家情報

1992 年、福井県生まれ。デジタルとアナログの境界を越え、時間の概念を再構築するアーティスト。立教大学映像身体学科卒業後、写真作家を経て 2020 年から現代アートの領域に本格的に踏み込む。独自の「メディアパラドックス」という手法により、膨大なアーカイブデータと AI 技術を融合。画像を解体し、再構築することで、虚構と現実が共存する新たな視覚体験を生み出す。過去と未来を架橋する羅針盤として、テクノロジーを通じて人間の現代におけるアイデンティティ、自己認識の可能性を追求している。制作コンセプト:「時間の経過をデジタル技術で再構築する」
【主な個展】
2021 「SUDDEN」/ 銀座蔦屋2022 「CUT!」/ MEDEL gallery SHU、 「Tracing the night」/ 333 gallery (Taipei,Taiwan)2023 「NOH」 / HOFA gallery (Mykonos,Greece)2024 「Symbiosis」 / MU gallery、「Fractal」 / 銀座蔦屋

宮田裕章 審査員 特別賞

宮田裕章
審査員 特別賞

Title :

tokyo.shibuya

Artist Name :
おおばさくら / OHBA Sakura
Title :

tokyo.shibuya

Artist Name :
おおばさくら / OHBA Sakura
作品情報

雨の渋谷、ビニール傘に反射する液晶パネルの広告とネオンサインが美しく儚くて描きました。渋谷は雨が映える街だと思います。狭い道路を行き交う人々のビニール傘にネオンやビジョン広告が反射して幻想的な景色を生み出すからです。雨粒にも色を映して、今日も渋谷の街は色とりどりに輝くのです。

素材・技法:キャンバス、油彩
制作年:2019 年

作家情報

1991 年、埼玉県川越市出身。北海道十勝在住。主に油彩で風景画を描く画家。10 代の頃からアイデンティティについて思考することがしばしばあり、そのなかで諸行無常という考えに感銘を受ける。大学在学中~卒業後数年は平面絵画だけでなく、リアルタイムで作り上げていくライブペイントをはじめ、ダンスや演劇などにも取り組む。2017 年に日本最北端の稚内へライブペイントしに行ったことをきっかけに、日本の中でも生活への価値観が様々あることに改めて興味を持つ。2023 年初夏より本格的に制作に打ち込むため、北海道・十勝へ移住した。故郷の川越を離れ、新たなステージへ挑む。

- artist statement「記憶の輪郭にふれるような情景」をキャッチコピーに掲げ、存在をテーマに作品をつくっています。この世に不変のものはなく、だから人間は繋ぎ止めたいと願うのだと思います。日々、刻々と変わりゆく景色の中で、何をもってして私たちは自分を自分と呼ぶのでしょうか。流れ行く日々を愛おしいと想うと同時に、私は刹那を作品に落とし込むことによって、感情や匂いをはじめとする五感の全てや、それが在った空間を忘却から掬いだし、繋ぎとめておきたいのかもしれません。生活しているとき、視界はこの世界の全てを捉えてはおらず、感情と触れ合うようにこの世界の形をなぞっていると考えます。そのとき " みえて " いるものは感情とリンクしていると思います。制作において、その形を丁寧に拾い、記録し、在るものを在るままに描くのではなく、私がみたものを感じたように描く、という試みをしています。

ファイナリスト

ファイナリスト

Title :

Don't consume creativity

Artist Name :
にいみひろき / Hiroki Niimi
Title :

Don't consume creativity

Artist Name :
にいみひろき / Hiroki Niimi
作品情報

本来展示で彫刻の台座になる什器。脇役である什器自体を彫刻にした作品です。消費スピードがどんどん加速していく現代で表に名前を出さず影で消費されているクリエーター。本来光が当たるべきクリエイティビティ溢れる若者、脇役を主役にするべきであるという思いを作品に込めています。

素材・技法:acrylic on wood、シルクスクリーン
制作年:2024 年

作家情報

建築を学んだ後、多摩美術大学を卒業。アートディレクターとして広告や、音楽、ファッションのアートディレクションを行いつつ作家活動を開始し、国内外で作品を発表してきました。デジタルシフトの加速によってあらゆるメディアに取り上げられ、それと同時に廃棄されるクリエイティブ。マーケティングのために生成・使用・廃棄されたクリエイティビティを混ぜ合わせ、絵画言語へと変換することで現代の経済システムに反抗する活動をしています。

Title :

khalcanthite01

Artist Name :
朝香はる菜 / HARUNA ASAKA
Title :

khalcanthite01

Artist Name :
朝香はる菜 / HARUNA ASAKA
作品情報

今回のコンセプトは夢分析です。 私は今年精神分析学に興味を持ち軽く数冊読んでみることにしました。どの本を読んでみてもフロイトから引用していることが多く、それならば最初にフロイトを読んだ方が理解が深まると思い私はフロイトを読んでみることにしました。その中の 1 冊にジークムント・フロイトの「夢解釈」がありました。とても簡単に説明すると、フロイトが言うに、夢とは強い感情の動きを伴う多数の意味深長な思考のプロセスの代用物である。その人の記憶の中から引き出され、意識的ではなく無意識的である。このフロイトの夢解釈を読み私は自分の夢を分析してみてそれを今回の作品に投影してみることにしました。一度夢というフィルターを通すことで新たな発見があるのではないでしょうか。そしてもう一つ、私には挑戦したいことがありました。それはダーツや切り替えなしで立体的なものを造形したい。頭に思い描いたものをそのまま出力したいというものでした。 服飾では立体的な物を作る際一番頭を悩ませることはダーツや切り替えなのです。それを可能にするために実験を繰り返しました。そして可能にする方法にたどり着きました。液体ゴムと裁断する時に出る残布を組み合わせることで立体的な造型ができることを発見しました。残布を使うことで布を全て使い切ることもできますし、ゴムなので破れたり破損してもすぐに修正することもできます。まず型を作りそこからゴムを重ね合わせていくのですが、型さえ完成していれば 1 人でも量産することもできます。この画期的なアイデアと服飾の固定概念に囚われず作ること自分の夢を分析し自己分析をすることを組み合わせたものが今回の作品です。

素材・技法:ゴム、布帛、造形
制作年:2024 年

作家情報

1997 年生まれ 国籍日本 ファッション、アートを制作しています。

Title :

A moment of pause

Artist Name :
四方花林 / Karin Shikata
Title :

A moment of pause

Artist Name :
四方花林 / Karin Shikata
作品情報

A moment of pause( 幻想交差点 - Intersection of Reality and Fantasy シリーズより )
渋谷の交差点では、人々が無数の足音とともに過ぎ去っていきます。その一瞬、もし時間を止めることができたなら、どのような物語が広がるのでしょうか。このシリーズは、2017 年から 2018 年にかけて渋谷の交差点で撮影したフィルム写真を基に、AI 技術で生成したキャラクターを融合させた実験的な試みです。現実の瞬間に幻想的な要素を吹き込むことで、私たちの日常に隠された別の物語を描き出しています。現実と幻想が交錯するこの作品のテーマ「幻想交差点」。写真の中で、時間が止まり、まるで違う次元が開けたような瞬間を創り出しました。

素材・技法:キャンバス、フィルム写真・Midjourney・Photoshop
制作年:2024 年

作家情報

写真家。2016-2024 年にドイツ、ベルリンで活動後、長野県松本市に拠点を移す。湖や森で自然が作り出す動きや光、その残像を捉えた作品を撮り続けている。ヨーロッパで出会ったアーティストのダンスや音楽からインスピレーションを得ながら、多くのコラボレーション作品を制作。東京、ベルリン、パリ、ロンドン、アムステルダムなどで展示を開催。2020 年より掛軸アーティストの夫と写真を使った掛軸を制作している。

Title :

アモルファス-シブヤ

Artist Name :
力石咲 / Chikaraishi Saki
Title :

アモルファス-シブヤ

Artist Name :
力石咲 / Chikaraishi Saki
作品情報

広域渋谷圏という目線から、私は自分が巨人になって、宇宙から顕微鏡で渋谷を見つめることを想像してみる。この街を物理的視点から捉えるとアモルファスではないだろうか。アモルファスを代表するガラスは固体だが、液体状態から急速冷却することで構成粒子が規則正しく並ぶ前に固まってしまうため結晶構造を持たず、無秩序な性質である。熱を加えれば粒子は再び移動し液体状態になる。情報のスピード性と街の熱気というエネルギーから生まれる変容性と多様性のある渋谷は、そのようなアモルファスの性質を帯びていると考える。ガラスは、鉱物である砂から生成される。秩序ある結晶である鉱物から無秩序なガラスが生まれる不思議さ。そもそも、万物の素は鉱物であるのに、原子の様々な結合方法や化学反応で多様なものに溢れたこの世界。砂とガラスであらわした渋谷は世界の縮図でもある。

素材・技法:ガラス、砂、砂を固めた上にガラスを設置
制作年:2024 年

作家情報

地球上に眠る残糸を資源として、糸を原子、糸を編むことを結晶形成と捉え、彫刻やインスタレーションを制作。近年の主な展示に、「力石咲 滞在制作・展示 『ファイバー! サバイバー! ここにある術』」(東京都渋谷公園通りギャラリー、東京、2023 年)、「開館 25 周年記念 全館コレクション展『これらの時間についての夢』」(宇都宮美術館、栃木、2022 年)などがある。また、「吉祥寺ダンス LAB. vol.4『エコトーン ECHO-TONE』」(吉祥寺シアター、東京、2022 年)などの舞台も手がける。

Title :

とびらのまえ、まどのむこう。

Artist Name :
いしかわ かずはる / ISHIKAWA Kazuharu
Title :

とびらのまえ、
まどのむこう。

Artist Name :
いしかわ かずはる
/ ISHIKAWA Kazuharu
作品情報

①「糸」について - - -
この作品は、糸による線描表現である。実空間に於いて触れることのできる線状の素材として、糸を用いている。様々な形を描く自由度は高いが、糸それ自体の持つ永続性のイメージもまた強くある。刺繍のようにしっかり縫い付けるのではなく、キャンバスの表面に糸を乗せる私の方法では、描いた形がまたすぐに単なる糸に戻ってしまいそうな危うさを感じる人がいるかもしれないが、それくらいのバランスが丁度良いと思っている。
② 描かれた場面について - - -
ある日、電車の中、扉の前に立って窓の向こうを見ている人がいた。流れる景色を眺める彼女も私もどこかの駅で降りて、窓の向こうの場面を作る一人になるのだろう。
③ SHIBUYA について - - -
渋谷は、誰かにとっての遠い憧れ。そしてまた違う誰かが今まさに一歩一歩、夢を歩む坂道であるに違いない。あちらとこちらの境はとても透明で、今日もきっと誰かが扉の前に立っている。

素材・技法:糸、アクリル絵具、キャンバス、他。糸による線描
制作年:2015 年

作家情報

日々出会う何気ない「いいな」を小さなノートに描きとめる。瞬く時を追うから、画風はシンプルな線。線は旅をする。キャンバスに、窓に、壁に、あちこちに。そして人の心に届くなら、「線の旅」は続いてく。
2002 年 多摩美術大学卒業。
2006 年 「GEISAI#9」銅賞、yukari-art,lnc. 賞、B gallery 賞 受賞。「直島スタンダード2」ゲリラ出展。以降、常設。
2009 年 「広島市現代美術館 ゲンビどこでも企画公募」特別審査員賞アンガールズ賞受賞。
2012 年 agnès b. ART FACADE PROJECT vol.6 として、アニエスベー青山の店舗外観全面的に作品を制作。
2016 年 韓国ファソン市の SODA 美術館より招致を受け、公開制作。以降常設。(協力:国際交流基金)
2024 年 玉川高島屋にて、開店55周年記念として公開制作。 以降常設。ほか、個展、グループ展等多数。

概要

展示期間:2025年1月13日 - 1月19日
最終審査作品を展示予定

東急プラザ原宿
「ハラカド」
NATURE CROSSING

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-31-21
東急プラザ原宿「ハラカド」 4F

LIFE LAND SHIBUYA ART AWARD EXHIBITION
LIFE LAND SHIBUYA ART AWARD EXHIBITION
LIFE LAND SHIBUYA ART AWARD EXHIBITION

主催

メディアパートナー

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